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1/10 GPツーリングカー


  GP ツーリングカー プロトマシン 2004  


 
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 2004 PRE WORLD REPORT




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 2004年 GPツーリングカー 世界選手権 プロトカー 2022/06/29 記載

 急遽参加する事になった、世界選手権プレワールド 約二ヶ月でほぼ一から
 作り上げた。

  左のボディは全日本選手権に使用したボディ。










 エンジンの傾斜が良く目立つ、シャーシ。 角度が調整可能。
 今回の目標は、出来る限り重心を下げる事。 全日本選手権では多くの選手
 がハイサイドになやまされていた。

 現在の多くのメーカーマシンは、電動では考えられない位に重心が高い。








 プロトタイプでは成型樹脂は使用出来ない為に、クラッシュでも破損しない、
 66ナイロンで、マシン加工とした。 何度も大きなクラッシュはあったが、一度も
 パーツが破損した事はなかった。


 エンジンの傾斜が1度変るだけでかなり特性が変る事が分かった。










 カーボンシャーシも考えたが、残念ながら間に合わなかった。


 ナイロンパーツは大変丈夫で、磨耗も殆ど無い。ただ加工が嫌がられる。




 多くのマシンは、メカをメカデッキから吊り下げ、サ−ボ立てているが、これでは
 重心が高くなる。その為に、サーノは寝かせで、メカデッキをぎりぎりまでさ下げる。




 車幅を狭くする為にメカ類を中央に寄せる。




 スタビは多くのメーカーと同じ方式、簡単に調整が出来便利。電動でも使えそう。


 フロントショックは、ほぼ電動と同じ位に立てられる。 たぶん他車では出来ない
 だろう。


 足回りは、電動と同じ方式を採用、簡単で丈夫。 ホイールハブは一工夫。
 ハブの角を落とす事で、ホイールとハブの位置を合わせなくても、勝手に位置が
 決まる。タイヤ交換が非常に速い。 またナットはオール樹脂のものを使用。
 軽くて、緩む事は無い。










 このプロトマシンは、この一作で終了となってしまったが、もし継続が出来ていたら、
 GPツーリングカーの常識が変っていたかも知れない。 

 私は、正美が世界選手権に参加していたら、90%以上の確率で優勝出来たと
 確信している。 これが今でも心残りとなっている。 

 
終わり。


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